日本の運転免許証をドイツの運転免許証に切り替える方法 その2

在独10年以上でようやく日本の免許証からドイツの免許証へ切り替えをしましたので、その手順をご紹介します。
今回はその2です。
その1はこちらからどうぞ。
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過去に日本の免許証を再発行している場合
過去に一度日本の免許証を再発行しているため、日本の免許証には
再発行した日付=免許交付日として記載されています。
(実際はドイツ移住日よりも随分前に取得)
私の場合、日本の免許交付日がドイツ移住日よりも新しかった為に後日Fahrerlaubnisbehördeから書類不備の連絡がきました。
ドイツの免許への切り替えの為には、一番最初(最も古い)の免許交付日を証明する書類が必要でした。
※過去に日本の免許を再発行をしていない場合、この手順は不要です。
過去の失効した免許証の履歴を手配する
手伝ってくれる身内が日本にいる場合を想定して説明します。
まずは、日本の警察署で運転免許経歴証明書の申請用紙をもらってきてもらいます。
今回必要なのは、運転免許経歴証明書です。
(ややこしいですが、似た名前の運転経歴証明書は免許を返納する人が必要になる書類なので注意。)
申請書の名前は、『運転経歴に係る証明書 申請書』です。
詳しい詳細と記入方法はこちら。
英文希望を絶対に忘れずに!英文であればドイツ語への翻訳は不要です。
『運転経歴に係る証明書 申請書』に必要事項を記入し、申請書に印鑑を押して
郵便局で手数料を支払えば書類申請は完了です。
郵便局では身分確認がされないので、代理人でも大丈夫でした。
私の場合は印鑑を預けていた身内に書類手配をお願いしたので上記の方法が使えました。
書類が揃ってからの流れ

役所のオンライン予約が確定し、書類が無事全部揃ったら役所に出向きましょう。
ベルリンの場合予約通りにはいかないので、待ち時間は覚悟した方がいいです。
手数料はコロナ禍で現金払いができないのでECカードでの支払いのみ可能でした。
クレジットカード不可なので私の場合は管轄のRathausで支払い、支払いレシートを再度Bürgeramtに提出しました。
レシート提出後に、免許書き換えの申請受領書がもらえました。
コロナ禍でなければ、申請受領書を持って運転免許役所Fahrerlaubnisbehörde行きます。
現在、Fahrerlaubnisbehördeは閉まっているので直接のやり取りは不可で、手紙のやり取りのみです。
日本の免許証をFahrerlaubnisbehördeに郵送したら、ドイツの免許証が送られてきます。
免許証のオリジナルを送るので、必ずEinschreiben(配達証明)で送るようにしましょう。
Einschreiben付けないと大切な免許証が紛失するおそれがありますよーーー!
後日談
Fahrerlaubnisbehördeに日本の免許証を郵送してから数週間後、無事にドイツの免許証が届きました!
ちなみに、約2ヶ月後に日本大使館から連絡がありFahrerlaubnisbehördeから転送されてきた日本の免許証を
取りに来るように連絡がありました!
現在私の手元には、日本の免許証とドイツの免許証の2種類があります。
今回実際に検証してみた結果、ドイツ入国から10年経っても日本の免許証をドイツの免許証に書き換えられること、
ドイツの免許証に書き換えても日本の免許証は返却されることが証明されました。
これでドイツではドイツの免許証を、日本では日本の免許証と使い分けも可能になります。
(日本の免許証を失効した場合は、ドイツの免許証を日本のJAFで翻訳すれば一時帰国の際は問題なく運転できます。)
それぞれの免許証の更新方法についてはまた後日投稿したいと思います。
車があればもっと色々楽しめるベルリン

ドイツは公共交通機関が優秀なので市内は車が無くても問題なく生活できます。
ただ、気分転換に森や郊外に遠出したいとなるとやっぱり車の方が便利なんですよねー。
空港への移動、軽い引越しやIKEAに行く時などカーシェアを利用したら移動費と配送費も随分安く抑えられます。
免許切り替えに興味がある人は、免許切り替えその1とその2を参考にしてみてください〜。