日本の運転免許証をドイツの運転免許証に切り替える方法 その1

今回のテーマは免許についてです。

在独10年以上で日本の免許証からドイツの免許証へのやっと書き換えをしたのでその手順をご紹介します!

ドイツの免許証について

person holding black Volkswagen steering wheel in closed-up photo

ドイツ在住が長期になると、免許の切り替えを考え始めるかと思います。

最近バイクシェアサービス・カーシェアサービスも増えてきて値段もかなり手頃ですし

引越しや買い物などのちょっとした時にドイツでも有効な免許証を持っていると何かと便利ですよね。

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日本の免許証からドイツの免許証への書き換え(ドイツ免許証への切替)手順について紹介したいと思います。

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日本の免許証の行方

まず、日本の免許証をドイツの免許証に切り替えた場合、日本の免許証は一旦Fahrerlaubnisbehördeに回収されてしまいます。

その後、一定期間が経つと日本大使館に転送され、そこから所有者に返却されるそうなのですが、、、、。この部分のルールは不明です。私は無事に返却されましたが、回収されたまま返却されていない友人も多数います。

返却は日本大使館経由でそもそも在留届を出していない場合は返却されない様なので、ドイツに3ヶ月以上滞在する人は必ず在留届を出しましょう。

在留届の重要性については下記でまとめています。

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日本の免許証無しでもドイツの免許証があれば日本で運転できる

切り替えをしてFahrerlaubnisbehördeに日本の免許証を没収された場合でも大丈夫です。

日本の免許証がない状態でも、日本に一時帰国して運転したい場合は切り替えたドイツの免許証で入国後一年間は運転できます。

ドイツ免許証の日本語翻訳はJAFで即日発行してもらえます。費用は一部3000円ほど。詳細はこちらから

JAF発行の免許の日本語訳は今後の一時帰国の際も同じ日本翻訳文が使えますので大切に保管しましょう。
一度取ってしまえば毎年使い回しできます!

日本国内で運転する場合には日本語翻訳文をドイツの運転免許証と一緒に常時所持していなければなりません。
バラバラに携帯しないようにご注意を!

詳しくはこちらのページからどうぞ。

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外国人が日本で運転する場合

外国人が日本で運転する場合も上と同じ方法で日本での運転が可能です。

JAFの翻訳文は1度取ってしまえば毎年使えます。

日本語ができない場合は説明がオール日本語なので通訳としてJAFへの付き添いが必要です。

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長期でドイツに住む予定なら早めの切替がおすすめ

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日本からEU全土運転可能なドイツの免許証への書き換えは

ドイツに移住して1年目〜3年目以内に書き換えることをおすすめします。

書き換えをお勧めする理由としては長く海外に住んでいる場合に、一時帰国のタイミングと日本の免許更新時期が合わず、免許が再発行になる恐れがある為です。最悪の場合、免許失効なんてことも、、、。

私が正にこれで、日本の免許の更新時期に合わせて日本に帰っていましたし、一度は一時帰国の感覚が開きすぎたせいで長い講習を受ける羽目になりました。

免許切り替えを伸ばしに伸ばして10年越しでようやく切り替えましたが、結果的に余計な書類が必要になりました。

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海外在住で日本の免許証更新期限を過ぎてしまった場合

海外在住者は特例で免許証更新期限から最長で3年間まで再発行の猶予を与えられます。

私の場合は、パスポートの過去の出国履歴を提出して過去3年間日本に一時帰国していない証明を提出しました。

もし、間で一時帰国していたにも関わらず免許更新をしなかった場合はおそらく再発行できません。ご注意を!

また、古い免許証は失効扱いになり、再発行となるので警察署ではなく運転免許試験場で諸々手続きと長い講習を受ける必要があります。貴重な一時帰国の1日を免許更新に使う羽目になりますよー。

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ドイツ在住10年以上の私がドイツの免許証に切り替えた方法

ドイツ在住3年以上を過ぎてしまうとドイツの免許に切り替えができなくなる、、、なんていう

噂があったのを真に受けて免許の切り替えを諦めていたのですが、全くの嘘でした。

ドイツに移住して10年以上経過しても、日本の免許証からドイツの免許証に切替可能です

諦めなくて大丈夫です!

過去に一時帰国のタイミングと更新時期が合わず、期限を過ぎたため日本の免許証は再発行されたものでしたが問題なくドイツの免許に切り替えできました。

一番大事なのは、手元にある日本の免許証が有効期限内であることが必須条件です。

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まずは市役所のオンライン予約をしよう

コロナ禍で全ての役所はオンライン予約が必要になりました。

市役所(Bürgeramt)も以前は予約無しで訪問出来ていたのに、今は完全予約制です。

ちなみに、税務署はさらに厳しいようでメールと郵便での対応のみです。(その代わり、返事は早いです。)

まずは管轄のBürgeramtのオンライン予約をしましょう。

予約の項目は、Fahrerlaubnis – Umschreibung einer ausländischen Fahrerlaubnis aus einem Nicht-EU/EWR-Land (Drittstaat/Anlage 11)となります。

詳細を読むと、海外運転免許からドイツの免許への切り替えには試験が必要となっていますが、

日本は試験免除の特例国に含まれており、テスト無し、視力検査も無しです!

私の場合、Bürgeramtの担当者が適当な人(ドイツあるある)で「じゃあ、運転テストの日程は・・・」と言い出したのでびっくりしました。

日本は試験免除国だから不要ですよね!?と確認をお願いしたら、「あ、本当だごめんねー。試験要らなくてラッキーだったね!」と言われました。

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ドイツの免許証への切替に必要な書類まとめ

2021年にドイツの免許へ切り替えた際の必要書類をまとめてみました。

・有効期限内の日本の免許証

・日本大使館で取り寄せた免許証のドイツ語翻訳

・Anmeldung (住民票)のオリジナル

・パスポート

・手数料36.30€

・過去に一度でも免許を再発行している場合は、運転免許経歴証明書も必要です!
私は原本と英語文の両方を提出しました。
これに関しては免許切り替えその2で詳しく説明します。

・証明写真→証明写真を安く撮る方法はこちらを参照

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日本の運転免許証をドイツの運転免許証に切り替える方法 その2に続く!!