ドイツの住宅トラブル 天井に穴、雨漏り、最後の災難とそして引越しへ・・・

前回の記事で突然の屋根裏改装工事のせいで天井に穴&雨漏り被害に遭い

すでにストレスマックスでしたが、更に恐れていた事が起こりました。

最後の最後に追い打ちをかけられた災難をご紹介します。

これまでの経緯はこちら↓

雨漏り改善されず

いつまで経っても改装中の最上階の屋根が完成しない為

雨が降るたびにジワジワ雨漏りする生活が数ヶ月続きました。

流石に天井からのドバドバ雨漏りは一旦は収まりしたが、

天気予報と雨雲レーダーを逐一チェックしていつまた雨漏りするかヒヤヒヤしていました。

屋上階の改装工事で雨よけのカバーをケチっているのか留め方が甘いのか何が何だかわかりませんが、

雨漏り→工事業者に直接鬼電→雨が溜まっている場所へ何らかの対処→また別の箇所が雨漏り

この繰り返しでもうストレスマックスでした。

そして、管理会社は全く仕事をしないので、業者の関係者数人の電話番号を聞き出して直接クレームを入れる始末。

・・・

大規模な雨漏り被害に遭いましたが、雨漏りが始まってすぐに安全な場所に

大型家具を移動できたので家具被害などはありませんでした。

家具が少なくて本当によかった、、、!!

同じ様に雨漏り被害にあったお隣さんは家族が多く家具がたくさん置いてあり移動が困難だったようで、

ベッドやクローゼット、家電などが水浸しになってしまったそうです、、、。

そしてアイツの爆誕

換気を頑張って壁を乾かしても雨が降るとどこかが雨漏りするせいで壁は常に湿気ている状態。

これだけ壁が湿気ているともちろんアイツが育ってしまうのは当たり前ですよね。

気がついたら天井中に点々が、、。

そう、カビです。

もう最悪です。子どももいるのに、、涙

扇風機全開で常に換気しハイツングで乾燥させてもダメでした。

そもそも排水作業が遅かったせいで天井と壁に水がすでにたっぷり吸収されてしまった事で

手遅れな状態。

真夏でもない限り完全に乾きません。

ちなみに、ドイツでカビはご法度。

賃貸物件で自身の過失では無いカビを発見した場合は家賃の減額対象になります。

逆に自身の過失でカビを生やしてしまった場合は、壁のカビ除去に莫大な労力とお金がかかりますので本当に注意してください!!

ポイントは小まめな換気と部屋の湿度、温度管理です。

我が家ではこの最悪な経験以降夫婦揃ってカビ恐怖症になってしまいました。

カビ発生の危険湿度かどうかお知らせしてくれるこちらの温湿度計を子供部屋とバスルームに置いています。

ようやく念願の引越し

実は工事が始まる前から2年近くゆるっと家探しはしていました。

ただ、工事が始まってからは血眼になって家を探し始め天井が降ってきてから

1年後にようやく引っ越しする事ができました!

ベルリン家なさすぎ!家探し本当に大変すぎる、、、。

職探し、ビザ更新よりも大変なのが家探しです。

ベルリンでの家探しについてはこちらの記事↓もどうぞ。

住んでいたMitteは便利で日本語の補習校も近く

夫の職場もKitaも近かったので離れたくなかったのですが

エリアにこだわっていると家が見つかるまでに

後数年はかかりそうだったので新居はお隣の地区にしました。

今住んで半年以上経ちますが、生活に必要なお店が全部徒歩圏内で

思っていたより子連れで生活しやすく不満はありません。

新居は築浅でカビの心配もないし最高です!

引っ越し業者はZapfがおすすめ

今回の引っ越しがベルリン市内で3度目の大きな引っ越しでした。

引っ越しだけで数えたらこれまでベルリンで6回引っ越ししています。家変えすぎ、、、。

自力で引っ越すには荷物が多すぎる(家具と段ボール40箱)ので今回もプロの引っ越し業者に依頼しました。

今回お願いしたのは大手のZapf Umzüge!

結論から言うとめちゃくちゃおすすめです。

今までベルリンで3社に引っ越しをお願いしましたが、

Zapfはスムーズ、時間通り、荷物に文句言わない(これ重要!)、荷物の運搬も丁寧で文句なしでした!

大手なので破損などがあっても保証がしっかりしているので安心。

搬出搬入も丁寧で、破損はありませんでした。

トラックも大型で最後スペースがあったので、搬送予定になかった追加の荷物や

自転車2台とバギーも運んでもらえました。

これから引っ越しする方は是非Zapfで見積もりを取ってみてください。

ちなみに、我が家は梱包は自分達で行い、引っ越し当日の運搬全体を依頼しました。

日本のような梱包からのサービスもあるようです。梱包が丁寧かどうかは謎です。

住宅トラブル対応の専門家

トラブルが始まってから引っ越すまでの約1年を何もせずに過ごしていた訳ではなく、

最初に雨漏りした直後から賃貸トラブル専門の弁護士に相談していました。

Mietrecht Anwaltと言います。

もし住宅トラブルで悩んでいる方はお近くのMietrecht Anwaltに相談することをおすすめします。

実は、弁護士に相談する前にBerliner Mietervereinの会員でもあるので

そちらでも相談しましたが、弁護士案件と言われてしまい有益な情報は得られませんでした。

・・・

弁護士の助言通り、雨漏り被害の証拠が残る様に毎回テキスト(SMSなど)でやり取りし、

雨漏りの様子やカビが生えた箇所の写真なども全て証拠で残しておきました。

弁護士を通して工事業社と大家、管理会社に宛てて雨漏り箇所全ての修繕を依頼し

一度は雨漏り箇所の全部の修繕が行われました。

まぁ、その後に再度雨漏りしたので意味ないですが、、、。

その後

退去時の管理会社の立会いの際には、我が家の状態を見てここまでの被害があったなんて

知らなかったと言われました。

(再三電話やメール連絡をしていたのに知らなかったって、絶対嘘だろ、、。)

通常、退去時には住民が壁塗りや穴埋めなどを修繕をしなければいけませんが、

今回のトラブルで全部屋リノベーションが必要な為、修繕せずに退去できました。

そして退去してから2ヶ月でKaution(敷金)が全額返ってきました。

半年はKautionが戻ってこないのが一般的なので異例の速さではありました。

この時だけはちゃんと仕事した管理会社。笑

Kautionが返って来たので反撃開始です。

現在、弁護士を通して大家に被害に遭った期間の家賃の一部返却を求めています。

悪徳大家なのでどうなるやら、、。

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