ドイツあるある 夏の風物詩のスズメバチ 動物愛護について
今回はドイツあるある、ドイツのやっかいな夏の風物詩について書いていきます。
先日パンを買おうとパン屋に寄ったのですが、ドイツではごく当たり前だけど
日本では絶対見かけない光景だなーと思ったのでイラストにしてみました。↓
ー目次ー
アイシングがかかっているパンはよく餌食になる

ハチがリアルにならないようファンシーイラストにしてみました。(笑)
実際はもっと多いです。
めちゃくちゃ群がってます。
この状態のショーケースを前にみんな平然と買い物するし店員さんも全く普通です。
アイシングコーティングされたパンのアイシング部分だけキレーイに全部ハチに食べられているのをよくみます。
ちなみに、最近のベルリンは日本並みに暑い日がありますが
普通のお店は勿論クーラーなんてないので
店内が暑くて空気がこもっていて色々とキツイです。
ドイツで見かける蜂の種類
ドイツでよく見かける蜂はヨーロッパクロスズメバチ
ドイツ語ではWespe(ヴェスペ)というハチです。
大きめで細長く、胴体の鮮やかな
黄色と黒が目印で、飛ぶと羽音がします。
害のないミツバチはBiene(ビーネ)といい
やや小さめでBieneは頭と胴体がモサモサしています。
ヨーロッパクロススズメバチはテリトリーに
侵入しなければ比較的攻撃的では無いので
興奮させない限り刺されることはありません。
蜂が出るのは春先から夏終わりまで。
ほとんどみかけませんが、長い場合は11月頃までです。
家に虫が侵入し放題
ドイツの家は網戸が無いので虫が侵入し放題です。
虫が入ってくるのはもう慣れましたが、
蜂は結構大きいので侵入してくるとびっくりします。
攻撃してくることは稀なので家に入ってきた
場合は食べ物を全部隠して窓を開けて放って
おけばいつの間にかいなくなっています。
うちの場合は、調理中によく侵入してくるので
最初から窓を閉めて料理しています。
後、フルーツやはちみつを戸棚に入れずに
出しっぱなしにしていると蓋が閉まっていても
群がってきます。
食品は片っ端から戸棚か冷蔵庫にしまっておきましょう。
顔に蜂がよってくる理由
外を歩いているとたまに蜂が顔に群がってきて
めちゃくちゃ鬱陶しいのですが、それには理由があるようです。
口周りだと飲み物や食べ物のカスがついている事
が多いので引き寄せられてしまうようです。
上手に食べれず手や口周りを汚してしまう子供は特に要注意で
食べたらすぐ拭くか蜂がいる場所では甘いものや
フルーツはなるべく屋外であげない方が良いかもしれません。
後、夏場に砂場や遊び場で裸足で遊ばせていると
地面にいる蜂にさされたりします。
香水や黒い服にも寄ってくるみたいなので
要注意です。
個人で出来る対処法
ドイツ流の蜂を寄り付かせない方法をご紹介します。
⚫︎匂いが強いNelkenöl、Teebaumöl、Zitronenölなどのオイルでアロマテラピーする。
⚫︎コーヒー豆やコーヒーの粉を燃やす。煙と匂いを嫌がるらしい
⚫︎生ニンニクを置くと寄り付かなくなる。
⚫︎ラベンダー、トマト、バジル、ミントを育てる。
⚫︎蜂の巣が出来そうならそのすぐ近くに蜂の巣のハリボテを設置する。蜂の習性で別の巣がある場合、近くには巣をつくらないらしい。
ハリボテは茶色の紙袋とかでもいいらしいがAmazonでもこんな本格的なのを購入できます。
なぜハチを駆除しないのか?
花粉を集めて蜂蜜を作るミツバチは勿論ですが、
スズメバチも生態系のバランスを取っている
重要な昆虫であり、動物愛護法の対象になっています。
ドイツでスズメバチは受粉の手助けをし、
植物に着く害虫を駆除する益虫であるとされています。
世界の食料の9割を占める100種類の作物種の内、約7割はハチによって受粉を媒介している
とUnited Nations Environment Programmeの報告書にも記載されており
このままハチがいなくなってしまうと、
深刻な野菜・果物不足に陥ってしまうかもしれません。
息子と散歩しているとよく道に落ちている虫を見つけるのですが、
上記の理由から生きている場合はなるべく助けるようにしています。
駆除したら罰金
スズメバチを捕まえたり、傷つけたり、駆除した場合や
理由なく巣を破壊した場合はベルリンでは5000ユーロまでの罰金が科せられます。
(アレルギーなどの人命に関わる理由がある場合は考慮されるようです。)
ちなみに、Kreiselwespen、Kopfhornwespenという特別な種類の蜂には
50,000ユーロまでの罰金が科されるそうです。
罰金の金額は州によって違うので、Wespen Bußgeldで調べてみてください。
蜂に群がられるパン屋もレストランもカフェも
蜂が保護対象なので何も対処のしようが無いという訳です。
真夏の蜂が特に多い時期に見かける対処法としては
客席から蜂を遠ざけるためにわざと
蜂蜜やジュースをちょっと離れた場所に置いて
引き寄せていたりするのを見かけます。
その他の動物愛護法について
日本でもペットショップでの生体販売について
問題視され始めていますが、
ドイツではペットショップでの犬猫の生体販売は禁止されています。
動物を飼育したい場合は基本的にブリーダーと取引しなければいけません。
また、ブリーダーを通してもお金を払えば即家に連れて帰る事ができるわけではなく、
ブリーダーから飼い主のプロフィール(家の広さや住宅の飼育許可があるかどうか、家族構成)
で飼育可能か審査され、何度か足を運び犬との相性をみて譲渡可能か判断されます。
人気犬種の場合、競争率は特に激しいです。
賃貸の場合、ペット不可の家も多いです。
更に、犬を飼うには登録や税金、保険もかかりますので養うのも容易ではありません。
個人的には、手間が多い分気軽に飼う事ができないのはとても良い事だと思います。
ドイツの動物愛護に興味がある方はこちらを参考にしてください。
日本の動物愛護法→こちらを参考にしてください。


