ドイツで離乳食作り 我が家の大人ご飯のクオリティの低さ
今回のテーマは生後5ヶ月頃から始まる離乳食についてです。
ドイツでどんな離乳食をあげているか質問があったのでまとめてみました。
離乳食作り、大変ですね。
ミルクだけで歯が生えて大きくなってくれたら最高だけれど、そんな風に人間出来ていないので仕方ないですね。
離乳食についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
ー目次ー
子のご飯のクオリティに反比例する親のご飯
作り置きして小分け冷凍しているので毎日作ることは無いですが、日によって食べムラがあって全く食べてくれなかったり、
ひっくり返したりして急遽作り直したりしないといけないことが多々あります。
私の場合、子の離乳食作りに力を入れた日は大人のご飯がめちゃくちゃ適当になります。
手抜きメニューは冷凍ピザ、パスタとパスタソース、冷凍の魚のフライ、出前をルーティーンで回しています。
ドイツの冷凍ピザは美味しいしコスパが良いのでお勧めです。
(オットはそろそろ飽きてきているみたいですが、、。息子のご飯を見て美味しそうと言ったりします。すまんな。)
ちなみに、オットがリモートで家で仕事をしていることが多いのですが、最近は昼食はセルフになりました。
大人の昼ごはんに手をかけていられないので、、。さらに手抜きに。私そんなに色々頑張れない。
どんどん活発になってお昼寝の時間以外は目が離せないので手の込んだ料理をする時間もなく、毎日同じようなものを食べています。
我が家がリビングダイニングキッチンだったら良かったのに、、。料理しながら子守もできるのに、、(理想)
憧れのリビングダイニングキッチン、、、!!
SNS見てると同じくらいの子がいるママがちゃんとした料理を作ってたりしているのを見て別次元だな、、、と思います。
仮に我が家にリビングダイニングキッチンがあっても料理のレベルは上がらなさそう、、笑
まず最初に何から始めたら良いか
離乳食、一体何から始めたら良いのやら、、。さっぱりわからなかったので、日本とドイツの育児書を読んで見ました。
日本の育児書には、味覚形成の為にも出来るだけ手作りの離乳食が推奨されていてレシピ数もめちゃくちゃあります。
食材がドイツで手に入りにくいものが多々あるのが難点。
ドイツの育児書はレシピが数ページのみで内容もBreiといわれるお粥のアレンジのみ。
離乳食は基本的に手をかけないか市販に頼るスタイルなようです。
ちなみにオットはミルクと市販の離乳食で育ったそうですが、2m近い大男に成長しました。
結局、私はドイツにある食材で日本風の簡単離乳食を作っています。
基本ズボラなのでとにかく柔らかくして、素材の味で勝負!という感じです。
ドイツの離乳食
基本はお湯やミルクでふやかせた粥で、ミルヒライスやオートミールをベースにしています。
果物が入ったものやその他の穀物を入れたりアレンジしやすいです。
赤ちゃん用で粉末にしたフルーツとオートミールがミックスされたものが市販されていて便利です。
ただし、砂糖入りのものもあるので成分表をよく読みましょう。
作ったものを食べてくれない時にささっとできて便利なのでストックして置くのがおすすめです。
後は、瓶入り離乳食も人気なようです。ただし、瓶入り離乳食は種類があまりないのと、試食してみたところ中には味がかなーり濃いものがありました。
濃い味は息子の口に合わなかった様で一口目で吐き出していました。
ズッキーニが入ったものも好きではないようで、一口目で玉砕しました。
何度か市販の離乳食をトライしましたが、せっかく買っても一口で拒否され何個も無駄になり
もったいないので手作り離乳食にしています。
瓶の離乳食を食べない息子ですが、HIPPのミールセットはモリモリ食べてくれます。
急なお出かけの時に離乳食のストックがあると便利です。
このミールセットとパウチタイプのフルーツピューレとバナナが旅行中に大活躍でした。
温めるときは皿に移してレンチンまたは湯煎したり、ホテルの場合は温めをお願いしていました。
油について
ドイツの離乳食レシピにはスプーン1杯〜2杯の油分を足すのが一般的なのですが、日本的感覚だと油の量が多すぎてギョッとなります。
100gのBreiに対して5gの菜種油が推奨されています。
摂取を推奨する理由は、オメガ3とオメガ6が入ったRapsölは脳と目の発育に特に大切な要素だから。
油はオメガ3が入ったRapsöl(菜種油)を使います。
ドラッグストアやビオスーパーの赤ちゃんコーナーにベビー用Rapsöl が置いてあります。
日本では油そのものを離乳食に混ぜるのではなく、食材から油分を摂取するという考え方で私もその方が自然で良いと思うので今のところ油を足していません。
市販の離乳食には既にオイルが入っているものがあるので与えすぎないよう注意。
バター、チーズ、ハムや肉、大人が食べているものとほぼ同じものを食べられるようになったら
オイルは追加で与えなくてよくなります。
オリーブオイルは1歳から与えています。
炭水化物
朝食は毎朝オートミール粥を与えています。
オートミール (Haferflocken )は砕いて柔らかいZartと書いてあるものを使っています。
お湯とミルクでふやかしたところにバナナやベリー、ヨーグルトを入れています。
ベビー用のビタミンDの錠剤もここに入れて食べさせています。
ご飯はMilch Reisが柔らかくてお粥にしやすいので重宝しています。
ドイツはじゃが芋がおいしいので離乳食によく使います。炊飯器で芋やサツマイモを蒸すと簡単でおすすめです。
パンは大人が食べるパンの柔らかい部分のみ与えています。
息子は塩なしのブレッツェルやLaugenbrotもモチモチして好きなようです。
ちなみにドイツでは離乳食中期頃から歯固めの代わりにシュリッペと呼ばれるベーシックな丸い硬めのパンを齧らせてたりもします。
野菜
にんじん、ブロッコリー、ほうれん草、マッシュルーム 、かぼちゃ、玉ねぎ等を主に使用しています。
柔らかく茹でて月齢に合わせてすり潰すか、ブレンダーで細かくしています。
野菜の茹で汁は野菜スープとして小分けにして凍らせて、離乳食をふやかす時に使います。
あと、私がよく使う野菜はBioの冷凍野菜で値段も手頃なのでいつも冷凍庫にストックしています。
スープ、シチュー系のメニューにするときはそのまま鍋に投入できるので楽チンです。
冷凍野菜はKaisergemüseという野菜ミックスをよく使います。カリフラワー、ブロッコリー、人参が入っています。
果物
バナナは鉄板ですね!
バナナ、いちご、オレンジ、みかん、キウィなどをヨーグルトに混ぜてあげています。
バナナはあげすぎると便秘になるようなので1日半分〜1本までにしています。
息子はベリーが大好きで、特にラズベリー、ブラックベリーがお気に入りです。
フルーツを先にあげてしまうとメインを食べなくなるので、食事の締めにデザートであげています。
我が家ではピューレになった果物を数種類ストックしています。
ドイツではQuetschieといって、フルーツピューレがパックに入っていて吸って食べるので外出先でめちゃくちゃ便利です。
フルーツピューレはFreche Freundeが有名です。
デザートでヨーグルトと混ぜて与えたり、病気の時に食欲がない時もQuetschieだと高確率で食べてくれるので重宝しています。
1歳くらいまで赤ちゃん用のピューレをあげていました。
1歳半の現在はコスパの良い無添加の瓶入りのピューレを与えています。
あと、蒸しパンなど熱を加えて調理する場合は冷凍果物も活用しています。
タンパク質
牛乳、ヨーグルト、豆腐、肉、魚、卵など。
魚は皮と骨無しの冷凍鮭などを使用しています。
生魚は処理が面倒なのと大きいスーパーに行かないと新鮮なものが買えないので専ら冷凍です。
豆腐はBioで絹ごし豆腐(Seidentofu)が売っているのでそれを使っています。
ドイツでは、ヨーグルトは生後6か月から推奨。日本では、離乳食中期で生後7ヶ月からとなっています。
たまにきな粉もヨーグルトに混ぜています。
ちなみに、ドイツには赤ちゃんヨーグルトは存在しません。
離乳食とお菓子以外でベビー用の食品や調味料というカテゴリー自体が存在しません。
ハーブティー、お菓子類はベビー用が少しはありますが種類がほとんどないです。
息子が食べるもの、食べないもの
現在1歳半の息子はご飯が大好きで、特にご飯とおかずを混ぜたまぜごはんをモリモリ食べてくれます。
シチューなどの汁気のあるものと混ぜるとご飯がパサパサしないので食べやすいようです。
ミートソース丼やミートソースパスタも好きです。
野菜は今のところ問題なく食べてくれています。
ただし、グリーンピースやコーンは食感が気になるようで口から出してしまいます。
クッタクタに煮たら気にせず食べてくれます。
逆になぜかあまり食べないものはパンケーキです。
パンケーキは最初数口は食べるのですが、途中からこねこねして遊び始めてしまいます。
旅行中の離乳食
レストランで塩と砂糖なしでパスタをオーダーしてもなぜかソースはがっつり味がついていてあげられなかったりします。
お子様メニューなのに大抵ががっつり大人味です。
ご飯を注文できる場合は瓶やパウチのベビー用ミートソースだけ別で持って行って混ぜご飯にして与えたり、
具があるスープを頼んで具のみ取り分けて与えたりしています。
パウチのベビー用ミートソースはFruchtBarのソースがおすすめです。ばくばく食べます。
他には上で紹介したHIPPのミールセットを日数分準備して、ホテルで温めてもらっていました。
瓶入りなら湯沸かし器で温めることも可能です。