ドイツ流の風邪の治し方と病欠申請について 風邪に効くチキンスープレシピ
インフルエンザ、コロナが猛威をふるっており体調を崩されている方が多いかと思います。
我が家もここ数ヶ月の間、毎月のように体調を崩しています。
免疫が低下する妊娠中から1度も風邪をひかなかったのが密かな自慢だったのに、
産後から1年が経過して今頃免疫が落ちているような、めちゃくちゃ弱くなってきている気がします。老いかな、、。
同様に息子もこの冬に入って既に3回風邪をひいています。
一般的に赤ちゃんは年間9回〜12回程風邪をひくようで、徐々に免疫がついていくようです。
自宅保育だけで3回も風邪ひいてるのに、Kita始まったらどうなってしまうのか、想像しただけで恐ろしいです、、。
ー目次ー
薬を飲みたがらないドイツ人
ドイツ人=薬飲まないなんて言うと語弊がありますが、私の身近なドイツ人は薬否定派が多いです。
夫曰く、薬を摂ると身体が弱くなる!薬に頼らなくても身体の免疫機能で自然治癒できるから不要!との考えがあるようです。
わからんでもないですが。
頭痛の時はたくさん水を飲み、喉の痛みにはマフラーと塩水のうがい、
下痢の時はコーラに塩付きのプレッツェル(または岩塩)を食べ、胃痛にはラスクとバナナがドイツ流です。
他にも、いろんな種類のハーブティーを常備していて不調を感じたら用途に合わせて飲むようにしています。
病気の時に試して欲しい事

ドイツ生活が長くなり、私も病気との付き合い方が変わりました。
私が風邪などの不調の際に実践している対処法はこちらです。
・レモンとハチミツのホットレモネードを飲む
喉が痛い場合は殺菌作用のある蜂蜜をそのまま舐めたりします。
生のレモンがなければレモン汁でもOK。
・ジンジャーパウダーを飲み物に溶かして飲む
すりおろした生姜よりもパウダーの方が体が芯からあたたまるとのことです。
ジンジャーパウダーはスーパーで安く購入できます。
・衣類、リネンはこまめに交換洗濯する
特に風邪の山場を越えたら全とっかえしています。
・風邪のお茶、ハーブティーを飲む
風邪のお茶はErkältungsteeと言います。
授乳中は大人用のErkältungsteeは推奨されていないので、効果は弱いですが赤ちゃん用のErkältungsteeを飲んでいます。
・鼻うがいをする
鼻に違和感を感じたら即鼻うがいする様にしています。
鼻風邪に効果抜群でめちゃくちゃスッキリするので本当におすすめです!
風邪予防にもなります。
・チキンスープを飲む
飲むと元気になれるスープです。風邪の間毎日飲みます。レシピは次の項目をどうぞ。
・・・
こちらでご紹介した方法でもダメなら早めにお薬を飲みましょう。
こちらの投稿でお薬について紹介しています。
風邪によく効くチキンスープ
鍋に全部入れて煮るだけの簡単レシピなので風邪でフラフラな時でも作れます。
毎回風邪の時はこのスープを飲むようにしていて、栄養たっぷりなのでコレを飲むと治りが早いです。
ポイントは骨つきもも肉を使う事。よーく出汁がでておいしい!
我が家では1パックに3本くらい入っているのをいつも購入していて、
常に冷凍庫に骨つき肉をストックしています。
スープ用にカットされた冷凍野菜もあると便利です。
チキンスープ材料
水 1.5L
骨つきもも肉 1本
ニンニク 好きなだけ、私は2片くらい。
生姜 好きなだけ、多めがおすすめ。
ブイヨン 水の量に合わせて適量
ローリエ 2枚
野菜ならなんでも適量
(にんじん、玉ねぎ、キャベツ、ポロネギ、セロリ、芋、カリフラワー、グリーンピース、ブロッコリー、パセリなどなど。)
SuppengrünとかSuppengemüseという名前で売られている、にんじん、セロリ、ポロネギ、パセリが一纏めになっているのが便利です。
私はSuppengrünを使ってボロネーゼを作ったりもします。
時間があるときに全部下処理して冷凍しておいても便利!
チキンスープ作り方
レシピというまでも無い、めちゃくちゃシンプルな作り方です。
大きな鍋に水と鶏肉(冷凍状態でも可)を入れて煮立たせ、
野菜とハーブを入れて30分以上煮込んで塩胡椒で味を整えます。鶏に火が通って自然にほぐれてくるまで煮込むと美味しいです。
圧力鍋を使うと時短で濃厚なスープが出来ます。
10分加圧20分放置でできます。ご飯を入れて雑炊にしても美味しいです。
オリーブオイルとニンニクを熱して、鶏肉を皮から焼き目をつけて野菜を炒めて、、
という作り方もあるのですが、病気の時はそんな事やってられないので全部一緒に水から煮る作り方でおいしいチキンスープができます。
是非お試しあれ〜!!
病気の時は無理せず休む
日本の場合、病欠を気軽に取る事はあまりなく薬を飲んで体調を戻し、
周りに迷惑をかけないようになるべく休まないようするのが一般的かなと思います。
ドイツの場合、日本と比較すると病欠は簡単に取れます。
病気の時に休むのは権利なので皆んなバンバン休みます。子供の看病の為に休むことも可能です。そして病欠で有給を使うことはまずありません。
病欠の取り方の例はこんな感じです。
病欠の取り方
1、朝起きて体調が悪い場合はまず会社に欠勤連絡
2、その後家庭医に直行し診察を受け病欠日数が3日以上になる場合はArbeitsunfähigkeitsbescheinigungをもらいます。
診察されずに医者から何日間のArbeitsunfähigkeitsbescheinigungが欲しいか聞かれたりします。適当。
3、Arbeitsunfähigkeitsbescheinigungは3枚綴りになっており、1枚は自分用、1枚は雇用主、1枚は健康保険会社に提出します。
保険会社への連絡はTKの場合、スキャンしたものをTKのサイト上でアップするシステムになっています。
スキャンはスマホの写真でもok。
職種や会社によっては病欠の1日目からArbeitsunfähigkeitsbescheinigungが必要な場合もあります!
前もって確認しましょう〜!