ドイツで確定申告 確定申告に便利なツールと申告のポイントをご紹介

もう6月!!!

あっっっという間に2023年の3分の1が過ぎましたね。びっくりです。

時間の流れが早すぎる、、、。

今頃は確定申告のを焦って始める人が多いかと思います。

今回はドイツで確定申告するときのちょっとしたヒントと便利なツールをご紹介します。

確定申告の義務があるのは?

自営業者、フリーランスの場合は確定申告義務があります。

収入が低い場合は確定申告が免除される場合がありますが、

ビザの更新で確定申告結果を提出する事が多いのでフリーランスの場合

毎年確定申告を行うのが妥当かと思います。

それ以外の雇用形態の場合は基本的に確定申告は必要ありません。

ただし、税金クラスによっては確定申告が義務になりますのでご注意ください!

過払い分が還付される場合があるので、申告義務のない会社員の場合も確定申告を意識してみるのがオススメです。

その場合、事前に税金計算ができるSteuerrechnerで確認することをオススメします。

Steuerrechnerはこちらのリンクからどうぞ!↓

smartsteuer Steuerrechner

ドイツの確定申告については過去投稿でもまとめていますので参考にしてみてください。

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ドイツの確定申告の期限はいつまで?

確定申告の期限は毎年変更されますので要注意です!

2022年度分の確定申告は2023年の10月2日までに申告する必要があります!

(ちなみに昨年は10月31日までの申告期限だったので約1ヶ月早まりました。)

正確には2023年9月30日までなのですが土曜日なので、月曜日の2023年10月2日までに申告していれば大丈夫です。

ちなみに、2023年分の確定申告期限は更に1ヶ月早まり2024年9月2日になるとの事です。

税理士に依頼する場合は、特例で更に申告期限が延長されます。

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確定申告をしなかった場合の罰則について

期日までに確定申告をしなかった場合のペナルティはどうなるのでしょうか?

ペナルティとして遅延料金の支払い義務が発生します。

ドイツの役所は罰金の徴収に関しては本当に仕事が早いので提出期限は守りましょう。笑

流れとしてはまずはVerspätungszuschlagが届きます。

遅延料金は最低金額で月25ユーロ、最大で月の課税税額の0.25%になります。

遅延料金は最大で25,000ユーロまで膨れ上がりますので

もしも「申告期限をすっかり忘れていた!Verspätungszuschlagが来た!」

なんていう事があったら即遅延料金を支払い、税理士に依頼して確定申告しましょう。

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税理士の相場

税理士に依頼する場合の相場は800ユーロ〜900ユーロくらい(私調べ)で収入によっては更に高くなります。

すぐに対応してもらえる訳ではなく、期限に余裕がないと断られる事もしばしばです。

税理士を雇うのが難しい場合は、Elsterで自力で確定申告することも可能です。

ただしツールはドイツ語のみです。

ドイツ人ならElsterでの確定申告が簡単に出来るのかというとそうでもなく、

専門用語が多いのと手間がかかるので税理士に依頼したり下記でご紹介する様な

ツールを使っている人が多いです。

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自力の確定申告でオススメのツール

自力で確定申告したいけど自信がない場合はこちらがおすすめです。

1回39,99ユーロで確定申告のガイダンスを行ってくれるsmart steuerです。↓

あくまでも補助サービスなので、レシートや請求書整理や確定申告の入力は

自力で行うので時間はかかりますが、自分で一度やってみたい!でも自信がない!

という人には良いかと思います。

smart steuerリンクはこちら!

フリーランスと違い、会社員の確定申告の場合は経費などがほとんどないので

smart steuerで入力する項目が少なくて済みます。

独身会社員の場合は確定申告義務はないので任意での確定申告になります。

ただし確定申告したら税金を多く取られた!なんていうこともあるので、まずは税金還付があるか下記のSteuerrechnerで確認してみましょう。

事前に税金計算ができるSteuerrechnerはこちらのリンクからどうぞ!↓

smartsteuer Steuerrechner
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確定申告で経費として落とせるもの

確定申告で頭を悩ませる人はおおよそ一人で仕事をしているフリーランサーの方々ではないでしょうか。

フリーランサーの場合、税金番号を取得した職種によって経費として落とせる計上できるものが多いのでレシート類は捨てずに取っておくのがオススメです。

レシート・請求書が無いと証明として提出できないので要注意。

経費の例はフリーランスのアーティストの場合こんな感じです。

・作品の制作費

・広告費(印刷費、梱包費、配送料、撮影費、人件費など)

・保険料

・仕事で利用した移動費

・追加で支払った医療費

・ビジネス関係の会食費(カフェでのMTGやレストランでの食事代など)

・その他、仕事で使用したと証明できる全ての細々した経費

よくあるのがビザ費用やパスポートの更新費用は経費で計上できるかという疑問ですが、残念ながら計上できません!!

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とにかくレシート命!

レシート、Rechnung(請求書)はとっても大切なので無くさないようにしましょう。

レシートがないと経費として証明できないので、

我が家では玄関にレシート入れボックスを置いていて

経費計上できそうなレシートは全てそこに集めて定期的に整理しています。

特に夫はすぐにレシートを捨てたり貰わなかったりするので、

とにかくレシートは絶対もらってきて!とお願いしていて後日私が仕分けしています。

請求書類もデータで届いたものは即プリントアウトする癖をつけておくと申告漏れがないので

オススメです。

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子供がいる場合の確定申告

子供がいる場合、別途申告する項目が増えます。

Kindergeldは非課税ですが、申告する必要があります。

また、子供に関する出費で経費として計上できる項目があります。

例えばこんな項目です。

・妊娠、出産に関する追加の医療費(薬代など)

・子供の保険料

・子供の追加の医療費

・保育料(ベビーシッター費用、授業料など)

残念ながら、服やおもちゃ、ベビーカー、子供用の家具などの日用品類は全て経費にはなりません。

保育料に関しては例えば子どもを私立の学校に入れた場合、1人につき授業料の30%(上限で年間5,000ユーロまで)経費として計上できます。

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まとめ

ちょっとした確定申告のヒントや便利ツールについてご紹介いたしました。

ドイツで高い税金を払っているので少しでも取り戻したいですよね、、!

どうしても自力での確定申告が不安な場合は税理士に相談しましょう。

ただし、申告期限までの時間があまりない場合は断られる事もありますので

依頼する場合は時間に余裕を持って問い合わせましょう。

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