ドイツの住民登録/Anmeldung 住民登録の必要書類と申請方法、 ドイツの住民登録の必要性について

Einwohnermeldung / Anmeldung とは日本語で住民登録・住所登録の事です。

ドイツに3ヶ月以上滞在する場合は住民登録の義務があります。

住民登録以外のドイツの住宅事情や家探しのコツについてはこちらの記事もどうぞ。

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住民登録の義務

ドイツに3ヶ月以上住む場合、仕事をする場合、学生になる場合は住民登録しなければいけません。

規定としては引っ越し後2週間以内に住民登録をする義務があります。

新居が見つかったにも関わらず、ずっと住民登録をしないでドイツに住み続けた場合、罰金が科せられます。

ただ、最近のベルリンの市役所は予約がなかなか取れないので2週間ルールはあくまで目安となっています。

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住民登録が必要な理由

そもそもなぜドイツに住むために住民登録が必要なのか説明します。

●ドイツ居住する人には一人一つのIdentifikationsnummerという個人識別番号が与えられますが、
住民登録がないとこれがもらえません。Identifikationsnummerがないと仕事が出来ません。
Identifikationsnummerは住民登録後1〜2週間で自宅に送られてきます。

●Anmeldungが無いと、保険に入れない。

●Anmeldungが無いと、携帯が契約できない。

●Anmeldungが無いと、ドイツで銀行口座がつくれない。

どんな銀行でも必ず住民登録の提示を求められます。

住民登録さえあれば、ビザは観光ビザでも問題ありません。

ワーキングホリデーでバイトをはじめる時に、給与の受け取りにドイツの口座が無いと仕事を探すのは難しいです。

(会社が現金払いに対応してくれるなら話は別ですが。)

●住民登録がないとビザの申請ができない。

外人局の人も住所不定の人にビザは出せないですよね。

ワーキングホリデーで1年だけの滞在と割り切ってドイツで生活するならAnmeldungは必要ありません。

●ジムなど会員になりたいときにAnmeldungは必要。図書館カード作成時などにも必要。

以上の理由から、住民登録は大変重要なものだと理解いただけたと思います。しかし、家の契約内容で住民登録自体が難しい場合があります。

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住民登録の方法と必要なもの

住民登録の為にBürgeramtの予約をとります。

予約はこちらからベルリン市内の全てのBürgeramtの空きを検索できます。Anmeldung はどのBürgeramtでも問題ありません。リンクページのZuständige Behördenから予約を取りましょう。

予約が取れたらこちらから申請書をダウンロードして必要事項を記入します。
(Formular→Anmeldeformularで申請書をダウンロード)

最重要書類として住民登録をする家の賃貸契約書が必要になります。

間違った情報で、Airbnbやユースホステルでも住民登録が出来るという情報をちらほら見ますが
デタラメですので信用しないようにしましょう。(Airbnbでも長期入居の場合には可能な場合はあります。)

・パスポート(たまにビザの掲示も要求されます。)

・Vermieterbescheinigung/Einzugsbestätigung 大家のサイン付きの入居許可書

・賃貸契約書のオリジナル

ちなみに、同居のパートナーが日中忙しく役所に来れない場合はもう一方のパートナーが
二人分を一度に登録することも可能です。その場合、来れない相手のパスポートも忘れずに。

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住民登録可の家が中々みつからない理由

以前は間借り状態やWGの場合、その家を借りている借用主との契約書だけで住民登録できたのですが、

ここ数年、無許可のAirbnbが横行し始めてからは、随分ルールが厳しくなりました。

今ではAnmeldungには必ずアパートの管理会社(貸主)との契約書が必要になります。

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貸主側は新しい人を入居させて家賃を少しでも上げたいので、許可を下ろしてくれる可能性は低いです。

管理会社の許可を得ていない住居は家の借用主の独断で他人に家を貸したりAirbnbをして利益を得てはいけません。バレたら罰金です。

よくある話で、家は気に入っているが手狭、でも手放したくない。今の家賃のままキープして無許可で誰かに貸して利益を得たいというのは違法行為ですので、そういった家は借りないようにしましょう。借りた人間にも被害が及びます。

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WGの場合によくあるトラブル

WGでよくあるのは、借用主はすでに別の場所に引っ越していてそのまま名前だけ残してあるというパターンです。

名義が変わらなければ契約内容が変わらない限りずっと安い家賃で住み続けるられるのでこうしている人は多いですが、万が一何かあった時に責任は全て契約者にいくので注意が必要です。

WGの場合は部屋数と広さと現在の住民登録されている人数が合っているか毎回チェックされます。

私自身も過去に長期間借りで家を借りていたのですが、借主がこれで大丈夫なはずと渡してきた契約書は管理会社を通していないものだったようで、結局は役所でAnmeldungを断られました。

住民登録が必要な場合、管理会社の許可は取ってあるのか?Anmeldungが本当にできるのか?を部屋契約の前にしっかり確認しましょう。

その他家探し、ドイツの家事情についてはこちらのカテゴリーからどうぞ。